XP以降のPC版ツクールには、暗号化の機能がついている。
要は「ツクールで開けないようにする」機能のことだ。
この辺、どうも初心者には不親切な気がするので解説する。
+αとしてexeではなくzipで配布する方法も載せてある。
※Aceで説明しているが、基本的な仕組みはXP以降全て同じである。
基本的なこと製作中のゲームは、プロジェクト毎に1つのフォルダにまとまっている。
フォルダの中にはGame.exeというゲームを起動するプログラムがある。
ゲームの起動にツクールは不要なので(但しRTPは必要)
基本的にこのフォルダを渡せば他のPCでプレイできる。
但し、この方法だと他人もツクールで開くことができるので
中身を見られる、改造される、テストプレイで遊ばれる可能性がある。
イベント作例の配布などは「あえて」この方法で公開するが
普通は開いてほしくないので暗号化をしてから配布する。
暗号化する暗号化する、というメニューは無いので地味に分かりにくい。
まずメニューから「ゲームデータの圧縮」を行い
そのオプションの中にある「暗号化アーカイブを作成する」を選択する。
因みにAceの場合、RTPのデータを含めるはスルー推奨。
AceのRTPは約200MBもあるため。無駄に容量が増え、圧縮・解凍の時間も増える。
メリットにしても、ツクール製ゲームに手を出す人の大半はRTP入れてるだろうJK。OKを押すと圧縮が始まり、exeファイルが生成される。
このexeファイルはいわゆる自己解凍形式というものであり
ダブルクリックすることで指定した場所にフォルダを作成する。
解凍されたフォルダの中身は、暗号化されている。
フォルダ数が減っている(素材を取り込んで暗号化している)のと
重要なのはGame.rvproj2ファイルがGame.rgss3aに変わっていることで
これによってツクールでは開けない形式になっている。
↓ ↓ ↓
つまり自分でもツクールで編集できなくなっているので
圧縮した後にオリジナルデータを消さないように注意すること。zipで配布するさて、作成したexeファイルは、中身を見られないための「暗号化」と
配布時のマナーとしての「圧縮」の2つが完了しているため配布できる。
ここまで書いた方法が、実際に公式が推奨している(と思われる)もの。
しかし、個人的にはzipファイルで配布するのを推奨する。
zipはwindows標準機能で、普通に解凍できるのでデメリットも無い。
ネットの基本としてexeは警戒すべきなので、身構える人は多い。
些細なことだが、フリーゲームにとってプレイ人数は少しでも減らしたくないはず。
あとexeはメールで送れない、アップローダーに上げられない場合もあり何かと不便。zipにする方法は簡単。
まずは暗号化するために、上述の方法でexeファイルまで作る。
次にexeファイルをダブルクリックしてそのまま解凍する。
(最終チェックやreadmeの投入などはこのタイミングで行うと良いだろう)
終わったら解凍したフォルダを右クリックして
「送る(N)」→「圧縮(zip 形式)フォルダー」を選択する。
これで圧縮されたzipファイルが作成されるので、これを配布する。
[7回]
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