RPGツクールVXAceで制作したゲームの画面サイズは
通常だと「544*416」になるが、この数値は変更可能である。
スクリプトのリストに新しい項目を作り
Graphics.resize_screen(x, y)
と入れるだけで、画面サイズを「x*y」に設定できる。
但し、設定できる画面サイズは最大で640*480まで。
このテクニックは、ゲームによって向き不向きがある。
詳しい解説は続きから。
注意点640*480にした場合、表示されるマップ画面は
プレイヤーが画面中央にくる場合だと
横21マス*縦15マスで、両端のタイルは1/2表示となり
そうでない場合は20マス*15マスとなる。
またこのサイズ以下のマップで画面ループさせると
画面スクロールがおかしな挙動となるので注意する。
それ以外は、マップ画面での目立った不具合はない。
タイトル画像は640*480のものを、そのまま指定すれば良い。
このようにマップ画面のみを使うゲームであれば有効な手段となる。
(パズルゲームやアドベンチャー、自作メニューを使うゲームなど)
問題点マップ以外の画面や、追加スクリプトはレイアウト上の問題が起きやすい。
基本的に画面座標(位置やサイズ)を直接指定しているものは
画面サイズの変更に対応しないため、結果として左上に寄る。
そうでないものも、ウィンドウが広がり右側に余白ができやすい。
また戦闘背景もタイトルと同じで大きくする必要があるが
タイトルと比べると数が多く、用意や作成が難しい。
こういった欠点から、普通のRPGに使うには厳しいものがある。
他方、レイアウト調整や画像の拡大なども行ってくれる
「画面サイズ変更」系のスクリプト素材があるので
スクリプトを改造できない人はそちらを利用した方が良いだろう。
[6回]
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