このコーナーでは、主に初心者さんに向けたイベントのテクニックを紹介していきます。
RPGツクールVXAceで説明していきますが、多くはVXや他のツクールでも可能です。
合言葉は「グローバル変数!そういうのもあるのか」
第八回は
第五回に引き続き、便利な条件式の紹介です。
今回は中級編と致しまして
「変数Aのキャラの武器が変数Bと同じか確かめたい」
「パーティメンバーの覚えているスキルをそれぞれ順番にチェックしていきたい」
「何重にもなってわけわかめな条件分岐をスッキリ見やすくしたい」
こんな複雑な条件分岐を組みたいときに重宝しちゃいますよ。
つづきはこちら、からどうぞ。 さてその前に2つばかり前置きをしておきます。
まず
前回の記事を見ていない方は先にそちらを読んで下さいね。
それから今回は基本的にVXAceのデフォルト状態を対象にしています。
VXはAceと殆ど同じ構造なので多分使えると思いますが
XPは変数の名前が少し違ったりしますので、XPの解説サイトを参考にした方が良いです。
アクターn番の○○$game_actors[n].name :名前
$game_actors[n].nickname :二つ名
$game_actors[n].class_id :職業ID
$game_actors[n].level :レベル
$game_actors[n].exp :現在の経験値
$game_actors[n].exp - $game_actors[n].next_level_exp :レベルアップに必要な経験値
$game_actors[n].mhp :最大HP
$game_actors[n].hp :現在HP
$game_actors[n].mmp :最大MP
$game_actors[n].mp :現在MP
$game_actors[n].tp :現在TP
$game_actors[n].atk :攻撃力
$game_actors[n].def :防御力
$game_actors[n].mat :魔法力
$game_actors[n].mdf :魔法防御
$game_actors[n].agi :俊敏性
$game_actors[n].luk :運
$game_actors[n].equips[m].id :スロットm番目の装備品のID(mは0から始まるので注意)
パーティメンバーn番の○○$game_party.members[n].id :パーティでの順番(0から始まるので注意)
その他、$game_actors[n]を$game_party.members[n]に置きかえれば全て使える。
これらは変数と同じく全て数値が入っているものなので
前回の記事にある演算子を使って条件分岐が組めます。
特に大きいのは&&や||を使うことで、今まで条件分岐を何重にもしていたものを
全て1つにまとめられることですね。
但し注意点が1つだけあって、「存在しないものを指定」してしまうとエラーが出ます。
例えばアクターを10人しか作っていないのに100番目のアクターを指定する
スロット3番に何も装備していないのに、スロット3番目の装備品のIDを指定するなどです。
こういう場合を防ぐために
$game_actors[n] != nil :n番のアクターが存在する
$game_party.members[n] != nil :n番のパーティメンバーが存在する
$game_actors[n]].equips[m] != nil :n番のアクターのスロットm番目の装備が存在する
こういう条件分岐を前に置いておく必要があります。
[15回]
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