マップ画面の手前側に近景画像を表示する、言わば遠景の逆バージョンです。
遠景と同じループ描画や自動スクロールに加えて
不透明度や表示位置なども細かくカスタムできるため
天井や空の描画、フォグ、二重遠景などを表現できます。
ピクチャと比べると、ピクチャは画面固定なので
ゲージや画面フレームの描写には向きますが
主人公と連動して動かしたいエフェクトには近景が適しています。
画像の準備近景に使う画像は遠景と同じくParallaxesフォルダに入れる。
マップ設定マップ設定のメモ欄にタグを書く。
<近景画像 ファイル名>:近景として使用する画像ファイルの指定。
<近景ループ横 数値><近景ループ縦 数値>:ループと自動スクロールの設定。
:このタグを書くと対応方向のループが有効となり
:数値の分だけ自動スクロールが設定される。(遠景のループ、自動スクロールと同じ)
:数値がマイナスなら逆方向にスクロール、数値がゼロならループのみの設定となる。
<近景不透明度 数値>:近景の不透明度を0~255で指定します。記述なしだと255になります。
<近景合成方法 加算/減算>:近景の合成方法を加算または減算に変更します。記述なしだと通常です。
<近景表示位置 数値>:近景の表示位置を下記のどれかに設定します。
:0 遠景の上、マップチップの下
:1 マップチップの上、キャラチップの下
:2 キャラチップの上、ピクチャの下(記述なしのデフォルト値)
:3 ピクチャの上、メッセージの下
:この設定のみマップ毎に固定でイベントコマンドでは変更できません。
近景の変更イベントコマンドの「スクリプト」に書く。
change_lid("ファイル名"):マップの近景画像を指定した画像に変更。
:引数なしのchange_lidだけだと近景画像の削除できる。
change_lid("ファイル名", ループ横, ループ縦):ループと自動スクロールも変更する場合はこのように書く。
change_lid("ファイル名", ループ横, ループ縦, 不透明度, 合成方法):更に不透明度を0~255で、合成方法を「通常」「加算」「減算」で指定できる。
備考ver2.0 不透明度や合成方法を変更可能に(フォグなども表現できるように)
ver2.1 近景ループのタグが検知されなかったミスを修正
ver2.2 近景のスクロール仕様を遠景と同じになるように修正
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