このコーナーでは、主に初心者さんに向けたイベントのテクニックを紹介していきます。
RPGツクールVXAceで説明していきますが、多くはVXや他のツクールでも可能です。
第二回の番外編です。
「曜日の追加」と「参照変数の追加」を例にしてイベントの改造方法を紹介します。
つづきはこちら、からどうぞ。
参照用変数を追加する第二回の中で、特定の時間で分岐するイベントを作るには
「時」や「分」の変数で条件分岐すれば良いよと紹介しました。
しかし、この方法だと条件分岐が多くなるのがちょいと厄介です。
特に「3月15日の9:30から4月3日の20:00まで」なんて作ろうとすれば・・・。
そこで、条件分岐を1発で行える変数「時間参照用」を追加します。
といっても仕組みは簡単です。
変数の操作:「秒」を加算+=1
変数の操作:「時間参照用」を加算+=1
条件分岐:変数「秒」が60以上
変数の操作:「分」を加算+=1
変数の操作:「秒」に代入==0
条件分岐:変数「分」が60以上
変数の操作:「時」を加算+=1
変数の操作:「分」に代入==0
条件分岐:変数「時」が24以上
変数の操作:「時」に代入==0
変数の操作:「時間参照用」に代入==1
ウェイト:58F
この「時間参照用」は「秒」と同じように増えますが、「分」や「時」への変換は起きません。
なので全ての時間の合計(単位は秒)が格納された変数になります。
これを使うことで今まで「時が3で分が15で秒が30」と3つの条件分岐を使っていたところが
「時間参照用が(3*60*60)+(15*60)+30=11730」という1つの条件分岐に収まります。
尤も計算が面倒なので一長一短ですがね。
曜日を追加する基本的に「日」「月」「年」なんかは時刻と同じ方法で追加できますが
曜日の追加は少しだけ工夫が必要です。
といってもこれまた条件分岐を少し考えて配置するだけのことです。
(省略)
条件分岐:変数「時」が24以上
変数の操作:「日」を加算+=1
変数の操作:「曜日」を加算+=1
条件分岐:「曜日」が7以上
変数の操作:「曜日」に代入==0
変数の操作:「時」に代入==0
条件分岐:変数「日」が31以上
変数の操作:「日」に代入==1
曜日が変わるのは日付と同じタイミングですので、そこに処理を加えます。
曜日は七つなので0123456で、7以上の場合は0に戻るようにする。
ね、簡単でしょ♪
第二回と今回で使った「まず加算して、条件分岐で○○以上ならリセット」という処理は
主にループさせる処理でとっても良く使うやり方ですので詳しく掘り下げてみました。
次回はもっと簡単、かつ派手なコモンイベントを紹介する予定です。お楽しみに!
[2回]
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