このコーナーでは、主に初心者さんに向けたイベントのテクニックを紹介していきます。
RPGツクールVXAceで説明していきますが、多くはVXや他のツクールでも可能です。
合言葉は「並列×分岐×イベント=破壊力」
第三回は
第一回のもう1つの使い方「判定システム」と
装備や状態によってキャラクター画像が変化するシステムについて紹介します。
つづきはこちら、からどうぞ。
判定コモン今回もまた、コモンイベントを並列処理で作成します。
内容は次の通りです。
条件分岐:お金500以上
スイッチAをonにする
それ以外の場合
スイッチAをoffにする
このイベントの解説内容は簡単ですね。
所持金が500以上ならスイッチAがonになり
500未満ならスイッチAがoffになる、というものです。
そして並列処理に設定しているので、この動作を
毎フレーム、他のイベントを邪魔することなく行います。
使い道ですが、例えばスイッチAを条件にした自動実行イベントを用意すれば
「所持金が500以上あると実行されるイベント」が簡単に作れます。
条件分岐が複雑になるにつれて、並列コモンでまとめて判定する意味が大きくなります。
装備/状態でキャラグラ変化最初にキャラクター画像を用意しておきます。
例としてとりあえず「普段着のエリック」「レザーベストのエリック」と
「棺桶」の画像を用意したとします。
アクターのグラフィック変更(エリックをいつものに)
条件分岐:[エリック]が[普段着]を装備中
アクターのグラフィック変更(エリックを普段着に)
条件分岐:[エリック]が[レザーベスト]を装備中
アクターのグラフィック変更(エリックをレザーベストに)
条件分岐:[エリック]が[戦闘不能]になっている
アクターのグラフィック変更(エリックを棺桶に)
このイベントの解説やっていることは判定コモンと同じですね。
常にエリックの状況に応じてキャラグラフィックを変化させます。
注意すべき点は条件分岐の組み方と順番です。
普段着かレザーベストを装備している場合
条件分岐によってグラフィック変更が行われるのは良いですね。
それだけでなく、戦闘不能の場合も
条件分岐によって棺桶のグラフィックに変更されます。
レザーベストを装備していても、戦闘不能なら棺桶にしたいので
戦闘不能の条件分岐を後の方にしています。
では最初に、いつものエリックにグラフィック変更したのは何故かと言うと
例えば戦闘不能だったエリックを復活させたときに
グラフィックを棺桶から戻すために必要だからです。
これらの条件分岐とグラフィックの変更は
一瞬で行われているため、画面に反映されるのは最後だけです。
いつもの→レザーベスト→棺桶
と何度も何度もグラフィック変更が行われても
画面には棺桶のエリックしか映らないというわけです。
もっとも、この辺りは慣れないうちは混乱しやすいです。
私でも混乱して、後でもっと良い組み方を思いついたりします。
もし頭がこんがらがってしまったら、一度ノートなどに書き出して整理すると良いですよ。
[13回]
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